せたがや内科・神経内科クリニックBlog



12/5火曜~12/11月曜までの天候について

2017年12月4日 23:00更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


12/5火曜~12/11月曜までの天候についてです。(関東での予測になっています。)

 

この期間は、雨が降ることは少なさそうです。そのため、大気の乾燥には注意です。

寒くて乾燥すると、感染症が流行してきます。先週からインフルエンザA型が世田谷区では流行し始めています。

 

気圧の変化は、木曜午後から金曜午前にかけて下がりが大きいです

最低気温は一桁前半が多く、最高気温は二桁前半が多いです。

寒暖差は大きいので注意です。

気温が下がり始めてからは、冷え性に伴う症状、朝起きられない、全身倦怠感が強いを訴える方が多く受診されています。

 

12/4月曜は、午後から気圧が下がり、雨も軽く振っていました。気圧の下がりは明日には、回復しそうです。

 

12/5火曜は、一日晴れ予想(降水確率10%)で、気圧の大きな変動も日中はなさそうです。

最低気温6℃、最高気温16℃となりそうです。

 

12/6水曜は、晴れと曇り予想(降水確率20%)で、気圧は安定しています。ですが、最低気温4℃、最高気温11℃となりそうです。

 

12/7木曜は、晴れ→曇り予想で(降水確率10%)で、午後から気圧が下がり始めてきます。

最低気温3℃、最高気温13℃の予想です。

 

12/8金曜は、曇り予想で(降水確率40%)で、最低気温4℃、最高気温13℃となっています。

 

12/9土曜は、晴れ(降水確率10%)。最低気温4℃、最高気温10℃となりそうです。

 

12/10日曜は、曇り(降水確率20%)。最低気温3℃、最高気温12℃となりそうです。寒暖差疲労には注意ですね。

 

12/11月曜は、曇り→晴れ(降水確率20%)で、最低気温4℃、最高気温11℃となりそうです。



貧血について

2017年12月2日 16:33更新
専門外来コラム


貧血とは、体内に鉄が欠乏している状態です。

 

一般的には、血液中のHb(ヘモグロビン)濃度が低下している事を指しています。

貧血では、肩こり、頭痛、めまい、倦怠感、動悸、息切れ、冷え、寒暖差疲労など様々な症状が出現します。

当院の専門外来である頭痛・肩こり外来、自律神経失調症外来、気象病外来を受診される方にも、貧血や隠れ貧血はよく見られます。

細胞には酸素が必要です。呼吸によって肺に取り込まれた酸素は、赤血球内のヘモグロビンと結合して、四肢末端まで運ばれます。

そのため、体内に鉄分が不足すると様々な悪影響を及ぼします。

 

成人の鉄総量は3-5gです。その割合に関しては、下記で述べます。

1日に1mgが体外へ出ていきます。女性では生理出血で20-30mgを失うとされています。

 

貧血の原因は、様々ですが、最も多いのが鉄欠乏性貧血です。

女性に多い理由は、生理周期で出血を伴うことが一番の理由です。

その他の理由としては、腎臓の機能障害に伴う腎性貧血、慢性炎症(関節リウマチなど)に伴う貧血などが挙げられます。

ここでは鉄欠乏性貧血について話していきます。

 

健康診断などの採血では、ヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)、MCV(平均赤血球容積)、MCH(平均赤血球血色素量)、MCHC(平均赤血球ヘモグロビン量)、Fe(血清鉄)などです。

フェリチン、Fe(血清鉄)、TIBC、UIBCという数値は、健康診断ではあまり測定されません。

人間ドックでは測定されることもあります。

 

下記が鉄に関する基準値や参考値となります。

検査項目

基準値

赤血球数

女性 380万~480万 個/μl

男性 410万~550万 個/μl

ヘモグロビン

女性 12-16 g/dl

男性 14-18 g/dl

Ht

女性 36-45 %

男性 40-50 %

MCV

81-100 fl

MCH

27-32  pg

MCHC

31-36  %

Fe

女性 50-170 μg/dl

男性 60-210 μg/dl

TIBC

女性 260-420 μg/dl

男性 250-385 μg/dl

UIBC

女性 130-380  ng/ml

男性 110-330  ng/ml

フェリチン

女性 5-157  ng/ml

男性 20-280  ng/ml

 

用語の説明:簡単な説明なので足りない部分はあると思います。

ヘモグロビン:赤血球の中にあり、ヘムとグロビンという物質が結合しています。ヘムは酸素と結びつく性質があります。

ヘマトクリット:血液中に占めている血球体積のわりありです。

MCV(平均赤血球容積):これは赤血球の大きさです。

MCH(平均赤血球ヘモグロビン値):赤血球1個あたりに含まれるヘモグロビン量の平均値。

MCHC(平均赤血球色素濃度):一定容積の赤血球に含まれるヘモグロビン量の平均値。

TIBC(総鉄結合能):血液中のトランスフェリンが鉄と結合できる総鉄量を示しています。

UIBC(不飽和鉄結合能):血液中の鉄と結合していないトランスフェリンを示しています。

トランスフェリン:トランスフェリンは肝臓で生成されるタンパク質です。血液中の鉄と結合する働きがあります。

フェリチン:内部に鉄分を貯蔵できるタンパク質です。鉄を細胞内に貯蔵して、トランスフェリンと鉄の交換を行なって、血液中の鉄を維持しています。

 

鉄の役割分類:

体内の鉄には、機能性鉄、貯蔵鉄、運搬鉄の3つの分類となります。

①機能性鉄は、ヘモグロビン(他にもありますがここでは省略します)が大半を占めております。体内の鉄量でも60~70%です。そのほかに、ミオグロビンやチトクロームがあります。

②運搬鉄には、トランスフェリンがあります。体内の鉄量の0.2~0.3%位です。

③貯蔵鉄は、フェリチンがあります。これは、体内の鉄量の25%前後です。肝臓や脾臓、骨髄や腸管に貯蔵されています。

割合から考えると、ヘモグロビンとフェリチンが重要になります。

体内の鉄分は、2/3がヘモグロビンの中に存在しています。残り1/3の中でも重要なのが、フェリチンとなります。

ヘモグロビン量が正常範囲内だと貧血ではないと思いがちですがそうではありません。

体内のストック分のフェリチンが少なくなると、隠れ貧血となってしまいます。

 

隠れ貧血でも、貧血の症状は出るのです。

先ほどから色んな数値が出てきていますが、当院で目安としているのは、Hb、Fe、フェリチンを目安にして以下の判断をしています。

 

当院では、

正常 

軽めの隠れ貧血

重めの隠れ貧血

鉄欠乏性貧血

の4つで判断しています。

 

女性の場合で表にしてみます。おおよそ目安になります。

Hb g/dl

Fe μg/dl

フェリチン ng/ml

正常

14以上

110以上 

100以上

軽めの隠れ貧血

13~14未満

50-100 

50~80

重めの隠れ貧血

12~13未満

50-100

20~50未満

鉄欠乏性貧血

11以下

50以下

20以下

正常、貧血、隠れ貧血で判断をして、臨床的な症状と合致するかが重要となってきます。

貧血、隠れ貧血で症状が出ている方は、Hbが13g/dl以上、フェリチンが50 ng/mlを超えるまでは、貧血の治療を勧めています。

上記の表にあるように、全て正常なのが理想ではありますが、そうでなくても症状の改善は見られます。

貧血や隠れ貧血には注意をされて下さい。

 

 

※鉄剤等の投薬には診察により保険適用外となる場合もあります。  

 

 

 



11/30木曜の天気とインフルエンザワクチンの件。

2017年11月30日 08:33更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想 > その他


昨日は良い天気でしたが、今日は寒く、雨も降ります。

昨日との前日の寒暖差が強くなります。

 

寒暖差や気圧が一定していると、体調も整いやすいですが。

体を冷やさないにされて下さい。そして、逆に暖房で暖めすぎるとのぼせの症状が出ますので、注意です。暖房を使う際でも、エアコンの風を直接体に当てるのは避けるようにしましょう。

 

インフルエンザワクチンに関してです。

当院でのインフルエンザワクチンですが、在庫が少なくなってきております。

12月のワクチンの入荷時期と量が予測できていません。

そのため、早めの接種をされた方が良いです。

 

当院近隣のいくつかの小学校では、インフルエンザAで学級閉鎖も出てきております。

手洗い、うがいには特に気を付けてください。人ごみでのマスクも有効となります。

 

 



今週の天気について。

2017年11月27日 22:35更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


今週の天候について。

 

今日は、良い天気でしたね。気圧の変動も少なく、気温差もあまりありませんでした。

気象病、寒暖差疲労で受診される方も少なかったですね。

 

11/28火曜から、12/3日曜までの天候についてです。関東での予測になりますが。

 

明日11/28火曜は、一日晴れ予想(降水確率20%)で、気圧の大きな変動も日中はなさそうです。しかし、夜から気圧の低下がありそうですね。最低気温7℃、最高気温14℃となりそうです。

 

11/29水曜は、一日晴れ予想(降水確率10%)ですが、気圧は下がり始めます。ですが、最低気温8℃、最高気温20℃となり、寒暖差は大きいです。寒暖差疲労は、気温が下がった時だけではなく、急に上昇した時にも起き易いので注意が必要です。

 

11/30木曜は、午後からは雨模様(降水確率60%)です。最低気温8℃、最高気温11℃の予想です。

1週間ぶりの雨なので、調子は悪くなりやすいです。

 

12/1金曜は、朝には晴れてきそうです(降水確率40%)。ですが、最低気温3℃、最高気温8℃とかなり寒いです。

 

12/2土曜は、晴れ(降水確率30%)。最低気温2℃、最高気温10℃となりそうです。

 

12/3日曜は、晴れ(降水確率20%)。最低気温2℃、最高気温12℃となりそうです。寒暖差疲労には注意ですね。

 

貧血の記事を書く予定でしたが、明日以降に載せようと思っています。



11月24金曜~27月曜までの気象に関して

2017年11月24日 08:06更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


今朝も寒いですね。

 

関東では、今日から29水曜までは、雨予報はなさそうです。

 

11/24金曜は晴れか曇り、25土曜も晴れか曇りで、気圧の急激な変化はなさそうです。

しかし、最低気温と最高気温の差は、810℃位有りそうです。

 

25土曜の夜中から、26日曜の午前にかけては、気圧の下がりが10hPa位有りそうです。

そのため、26日曜の起床時には、注意が必要です。

朝起きられない、頭痛、倦怠感、めまい、アレルギー症状などに気をつけて下さい。

 

 

次回のブログで、貧血について書きたいと思っております。

 



11/21火曜から11/23木曜の天気について。

2017年11月21日 08:30更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


11/21火曜は、晴れが多いですね。

気圧も一日安定している感じです。大きく下がることは日中なさそうです。

湿度は30%以下の部分が多いため、乾燥には注意です。

関東地方では、最低気温が5℃、最高気温が12℃となっています。

寒暖差はありますが、比較的過ごしやすいのではないでしょうか。

 

11/22水曜は、昼前から気圧が下がり初め、そのまま雨予報です。

最低気温3℃、最高気温13℃と、寒暖差は10℃ありますのでご注意を。

11/23木曜の午前まで、気圧がも低く雨予報です。

 

11/22水曜23木曜で気圧は20hPa位下がる予測ですので、気象病の方はかなり注意が必要です。

 

ここ1週間位、首こり肩こりの調子が悪くなった、頭痛が連続している方が多くなりました。寝ているときは、体は温かくても、首が冷えていることは多いです。

朝起きた時に首こり肩こりをすでに感じて、そのまま日中を過ごし、さらなる体調不良を引き起こすパターンが多いですね。

寝るときには、首は冷やさないようにガードして下さい。それだけでも、起床時の首肩の張りや、睡眠の質が良くなります。



明日11/18土曜は要注意です

2017年11月17日 23:06更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


前回のブログでも今週末までの予測を書きましたが、明日は要注意なので再度載せます。

 

11/17金曜の夜から、11/18土曜の夜までに、気圧は15hPaほど下がるようです。

気圧の下げ幅が大きいため、気象病の症状は出やすくなります。

そして、11/20日曜は晴れとなるため、気圧の上げ幅も大きいです。

そのため、気圧が下がる時と上がる時の両方で注意が必要です。

 

関東地方では、最低朝の最低気温が6℃とかなり寒くなります。そして昼前から雨が降り、夕方まで続きます。

 

最低気温6℃と最高気温11℃と寒暖差はあまり大きくはありません。

 

マイコプラズマ肺炎やインフルエンザなども当院周辺では流行り始めています。

ご注意されてください。

 

 

 



11/15水曜からの天気について

2017年11月14日 23:40更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


今日11/14火曜は朝から雨模様で、気象病の方は頭痛やめまいなどがひどい方が多かったです。

 

明日11/15水曜と16木曜:気圧も比較的安定しており、過ごしやすそうです。

11/17金曜の午後から、気圧も下がり天気も曇りとなりそうです。

11/18土曜は、気圧も低く、雨模様となりそうです。午後から、天気が回復しそうです。

11/19日曜は、天気は良く気圧も上がりそうですが、一日気温が低くなりそうです。

 

気圧差、寒暖差のある日々になりそうですが、体を冷やさないようにされて下さい。

 

 

 

 



寒暖差アレルギーについて

2017年11月13日 07:53更新
専門外来コラム


今日の朝も寒いですね。

11/13月曜は、午前中はまだ晴れていますが、気圧は午前から少し下がってきそうです。雨も降りそうな予想になっています。明日まで、雨は降る可能性が高いようです。

さらに気をつけないと行けないのは、雨が降った後寒気が南下してくるようです。

気温がより下がってくる可能性があり、ご注意されて下さい。

 

 

寒暖差アレルギーについて簡単にまとめました。

 

1:寒暖差アレルギーとは

温度差が大きいときに引き起こされる症状です。アレルギーとなっていますが、実際にはアレルギー反応ではなく、自律神経の乱れに伴う反応です。正式病名としては血管運動性鼻炎になります。

 

2:症状

起きやすい症状は、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、咳。その他、不眠、イライラ、倦怠感、食欲低下、皮膚の痒みや湿疹などです。

自律神経は、周りの環境に対して体を自動調整します。寒い場所では、血管が収縮します。暖かい場所では、血管が拡張します。

自律神経が、適切な対応が出来るのは大体7℃以内と言われています。

7℃以上の気温差で鼻粘膜の血管が拡張して鼻粘膜が浮腫して、アレルギー様の症状が出ます。春や秋などの寒暖差が強くなるときに出やすい。しかし、最近では夏(室内がクーラーで冷えている)や冬(室内で暖房が効いている)の室内外の温度差が強い場所でも起きやすくなります。

 

3:感染症、アレルギー性鼻炎との違い

・感染症は、咽頭痛や発熱、粘稠性の鼻水、咳嗽などを伴います。

・アレルギー性鼻炎は、スギやダニ、ハウスダスト等の原因物質が鼻粘膜に付着することで発症します。眼の痒み、充血、涙などの眼の症状を伴うことが多いです。

 

寒暖差アレルギーは、検査をしても特に以上は見つかりません。眼の症状も出ることは少ないです。こちらは眼の症状は

 

4:対策

  1. 洋服をうまく調整して、寒暖差を減らす。
  2. マスクを使用して、寒暖差を減らす。冷たい空気が鼻・喉に直接来ないようにするため。
  3. 簡単にできるストレッチやマッサージ、ツボ押しなどを行う。
  4. 生活リズムを乱さないようにする。
  5. 夜寝るときに、首が冷えるので、首回りの防寒対策を行う。
  6. 40℃前後のお湯で体を暖める。
  7. 精神的なストレスを貯めないようにする。

 

 

5:投薬治療について

・内服薬:抗アレルギー薬の内服。アレルギー性鼻炎の時に出る飲み薬です。種類は、色々ありますが、副作用としては、眠気やだるさが出現することが多いです。

・点鼻薬:これには、大きく分けて2種類あります。血管収縮作用のあるものと、ステロイドです。血管収縮作用のあるものは、即効性がありますが、用法用量を守り、長期間使用しないようにしましょう。使用過多による、鼻粘膜が肥厚し、鼻粘膜の血管が広がってしまう、点鼻薬性鼻炎となってしまうことがあります。その際には、耳鼻咽喉科さんへの受診が必要となります。

 

自律神経失調症の疑い、気象病の方は、寒暖差アレルギーの症状の方は多いです。これは、自律神経が乱れがちなだと、寒暖差の影響を受けやすくなってしまうからです。



11/10金曜と11土曜の天候について

2017年11月9日 22:31更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


明日11/10金曜~11土曜の天候は以下になると予測されます。

 

①放射冷却が強く、東京では最低気温が8℃となり、最高気温は17℃の予測です。

②低気圧が大陸から、近づいてくるため、午前中から気圧が下がり始めます。

③金曜午後から日曜にかけて、雨が降る可能性があります。

 

最低気温が低い、寒暖差が10℃近くある、気圧が低下するの3点です。

 

体調不良が起きやすくなりますので、要注意です。

朝は寒いため起きにくく、その後気圧が下がり気象病の症状が出やすくなると予測されます。

 

明日以降、最近受診される方が多くなっています、寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)につい書いていきたいと思います。

 

 




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