頭痛外来


専門外来:院長が全て行いますので、診察時間以内ならいつでも受診ができます。

頭痛は、一次性頭痛と二次性頭痛に大きく分けられます。
一次性頭痛は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。下記に分かりやすく表で示してみます。
  片頭痛 緊張型頭痛 群発頭痛
疫学 8%前後(日本人)
女性に多い
20-30% 0.1%以下
男性に多い
部位 片側~両側
前頭部~側頭部
両側
後頭部~首、肩
片側
眼窩、側頭部
痛み 拍動性
閃輝暗点、異常感覚などの前兆も起こることあり
持続性
頭の締め付け、頭重感
突発性な拍動性で、激しい痛み
流涙、結膜充血、鼻汁
持続時間 数時間~数日
頻度は人により様々
一日中続くが、夕方により強くなる 就寝後1-2時間、一度起きると数週間続く
随伴症状 吐き気、嘔吐、光や匂いへの過敏性亢進 肩こり、めまい、ふらつき、動悸、全身倦怠感 瞳孔の変化(ホルネル)などの自律神経症状
治療 セロトニン受容体作動薬、鎮痛薬、抗てんかん薬、抗うつ薬など 鎮痛薬、抗うつ薬、ストレッチ、マッサージ セロトニン受容体作動薬、100%酸素吸入

二次性頭痛は、くも膜下出血(最も緊急性のある病気です)などの脳卒中や、脳腫瘍、月経に伴う場合、感冒に伴う場合など多岐にわたります。

その中でも、薬物乱用性頭痛が注目されております。これは、鎮痛薬などを過度や長期間使用することが原因で引き起こしてしまう頭痛です。市販の鎮痛薬でも引き起こします。
片頭痛の場合はセロトニン受容体作動薬、鎮痛薬の内服過剰により起こりやすいです。
緊張型頭痛に関しては、ロキソニンなどが一日3回が、数ヶ月~数年処方される事によって起きることが多いです。 私の臨床経験では、片頭痛持ちと思っている方が実をいうと緊張型頭痛であったりすることが多いです。

頭痛は、時間をかけた問診と専門的診察で正確な判断が出来ると、適切な治療につながり改善することが多いです。頭痛でお悩みの方は、ぜひ一度受診されてください。きっと解決策は見つかります。
頭痛専門外来は、まだまだ数が少なく、どこも予約を取ることが大変ですが、当院は新規オープンですので、比較的空いてると思います。

【日本頭痛学会 頭痛専門医】を取得しています。



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