台風が来たとき、雨天時、湿気が多いなど気圧が低下する時に以下の症状が出ます。
- めまい
- 吐き気
- 頭痛
- 肩こり、首こり
- 全身倦怠感
- 布団から起き上がれない
- 関節痛
- 手足のしびれ
- 血圧が上下する
- 動悸がする
- 気持ちが落ち着かない、不安になる
- 目のかゆみ、鼻水、気管支ぜんそくなどのアレルギー症状
気圧は目に見えないですが、体には大きな負担となります。
大気圧というのは、地球の表面を覆っている空気の圧力です。普段の生活では感じることはありませんが、12~15トンの圧力がかかっています。それに負けないように、体内から同じ圧力で押し返しているのです。
気圧は耳の奥にある内耳という場所で、感知しているといわれています。
気象病、天気病で代表的な症状が、めまいです。
めまいは、内耳にある平衡感覚と視覚のバランスが崩れることで起きるとされています。気圧が下がることで、内耳のバランスと視覚のずれが生じてしまいます。脳がそのずれを調整できないことによりめまいが出現します。
さらに自律神経にも影響を及ぼします。そうすると、上記のような症状が出現します。
自律神経の経路である、首にこりや痛みがある方は、さらに気象病の症状が出やすいです。当院では、自律神経失調症状+気象病の症状が重なって受診される方が多いです。
天気が悪くなる時に、体調不良の出る方は、一度ご相談ください。
気象病外来について情報誌の監修をしました。
健生ニュース (インタープレス社) 第2664号(017年3月5日発行)にその内容が掲載されました。