せたがや内科・神経内科クリニックBlog



11/25月曜~12/1日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

2019年11月24日 22:50更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


11/25月曜~12/1日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

 

2018/12/14金曜日に、「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」

クロスメディアパブリッシングから出版されました。

自律神経が不調で悩んでいる方や、パフォーマンスが上がらない方など、様々な状態へ対応できるような内容となっております。

 

 

関東での予測になります。

 

1週間でみると最低気温は月曜14℃で日曜3℃の予想です。差が大きいので体調不良になりやすいです。

11/25月曜は、曇り予想(降水確率40%)です。気圧は安定しています。

最低気温14℃、最高気温19℃。一日の寒暖差は5℃。

 

11/26火曜は、晴れ予想(降水確率20%)です。気圧は安定しています。

最低気温11℃、最高気温14℃。一日の寒暖差は3℃。

 

11/27水曜は、曇り予想(降水確率40%)です。気圧は下がっていきます。

最低気温7、最高気温13℃。一日の寒暖差は6℃。

11/28木曜は、雨予想(降水確率70%)です。気圧は下がっています。

最低気温7、最高気温13℃。一日の寒暖差は6℃。

11/29金曜は、曇り予想(降水確率30%)です。気圧は安定しています。

最低気温5、最高気温12℃。一日の寒暖差は7℃。

 

11/30土曜は、晴れ予想(降水確率0%)です。気圧は安定しています。

最低気温4、最高気温12℃。一日の寒暖差は8℃。

 

12/1日曜は、晴れ予想(降水確率20%)です。気圧は安定しています。

最低気温3、最高気温12℃。一日の寒暖差は9℃。



冷え対策について

2019年11月19日 08:14更新
ウェザーマップ


寒くなってきましたね。

寒さで体調不良になっている方が増えております。

冷え対策に対して、ウェザーマップの長谷部さんと話しをしました。

乾燥も強くなってきております。

 



11/18月曜~11/24日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

2019年11月17日 20:43更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


11/18月曜~11/24日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

 

2018/12/14金曜日に、「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」

クロスメディアパブリッシングから出版されました。

自律神経が不調で悩んでいる方や、パフォーマンスが上がらない方など、様々な状態へ対応できるような内容となっております。

 

 

関東での予測になります。

 

今週は、18月曜と19火曜は気圧差が大きそうです。それ以外の日は、寒暖差が強そうです。最低気温も10℃以下になりそうです。

 

 

11/18月曜は、晴れ予想(降水確率20%)です。気圧は下がっていきます。

最低気温11℃、最高気温22℃。一日の寒暖差は11℃。

 

11/19火曜は、雨予想(降水確率80%)です。気圧は午前中下がっており、午後から回復していきます。

最低気温11℃、最高気温20℃。一日の寒暖差は9℃。

 

11/20水曜は、晴れ予想(降水確率0%)です。気圧は安定しています。

最低気温7、最高気温16℃。一日の寒暖差は9℃。

 

11/21木曜は、晴れ予想(降水確率0%)です。気圧は安定しています。

最低気温6、最高気温14℃。一日の寒暖差は8℃。

 

11/22金曜は、晴れ予想(降水確率20%)です。気圧は安定しています。

最低気温7、最高気温13℃。一日の寒暖差は6℃。

 

11/23土曜は、晴れ予想(降水確率20%)です。気圧は安定しています。

最低気温8、最高気温17℃。一日の寒暖差は9℃。

 

11/24日曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温9、最高気温17℃。一日の寒暖差は8℃。



自律神経失調症について その2

2019年11月13日 22:07更新
専門外来コラム


10/22の専門外来コラムの続きになっています。

 

20181214日に出版となった拙書「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」から抜粋と一部手を加えての内容となっています。本の順番どおりではありません。

 

当院の自律神経失調症外来を受診される方は、下記のパターンに分かれています。

  • 自律神経失調症と診断されたが、治療を受けても改善しない。
  • 自分は、そこまで精神的にプレッシャーとかを感じていない。今の問題は、体調不良がメインだから、精神的な部分がメインではないのでは?
  • 自律神経失調症と思ったから、受診された。

 

自律神経失調症は、不定愁訴動悸、めまい、全身倦怠感+慢性疲労、息苦しさ・呼吸苦、喉のつまり・違和感、不眠・睡眠の乱れ、腹部の不調)などの原因が説明できないから診断名がついてしまっているのです。

実際に、血液検査、心電図、レントゲン、CTMRI、超音波など、様々な検査では、それらの不調の原因が説明できないのです。

 

原因が見つからないとは言え、自律神経が乱れていたら出るような症状なのです。

 

私は、どの観点から自律神経を捉えているのでしょうか?

 

52P~60Pからの引用です。

 

最大の原因は「骨格」にあり

 

自律神経に影響を与えるさまざまな要因の中で、私が特に重視しているのは、「骨格」の乱れです。

「えっ、そんなものが影響しているの?」と思われたかもしれません。どういうことか、詳しくみていきましょう。

まず、「骨格」の乱れとはどういうことかというと、骨格が本来あるべき状態ではなくなっていることを指します。「骨格のゆがみ」と言ったほうがわかりやすいでしょうか。代表的な状態は、「姿勢の悪さ」です。 自律神経失調症で受診を希望される方々のほとんどは、姿勢が悪く、診察室に入ってきて数歩で、骨格のゆがみに気がつきます。

 

もちろん、ビジネスパーソンで受診される方も、同様に骨格のゆがみがすぐにわかることが多いです。ではなぜ、骨格がゆがんでいると自律神経は乱れてしまうのでしょうか?

まず、「脊髄」の問題があります。

 

自律神経は、脳の視床下部から始まり、「脊椎」の中の脊髄を通って、全身の各器官につながっています。

 

脊髄は脳と体をつないでいる神経の束であり〝首から腰までつながっているケーブル〟とたとえることができます。人が生きるために欠かせないとても重要なもので、これが損傷してしまうと、体を動かせなくなったり感覚がなくなったりしてしまいます。

脊髄は「脊椎」という骨のトンネル(背骨)を通っているおかげで、損傷から守られています。

脊椎のトンネルは、通常 S 字に近いカーブを保っています。これは脊髄をしっかり守り、人間の体を効率よく維持するために理想的なカーブです。

しかし、このカーブが変形したり、ずれてしまったりすると、中のケーブルは圧迫され、正常な働きをしづらくなってしまうのです。

 

さらに、「呼吸」の問題もあります。

骨格がゆがみ姿勢が悪くなっていると、肺がつぶされ、呼吸が浅く短くなってし まいます。

体に十分な酸素が行き渡らないことは、それだけで化学的ストレッサーによるストレス要因となります。また、浅く短い呼吸をしているときは交感神経が優位になっている状態です。

日常的に浅く短い呼吸をつづけていると、常に交感神経優位の状態になってしまい、自律神経のバランスが乱れる原因になってしまうのです。

 

ストレスが骨格の乱れに拍車をかける

 

「自律神経が乱れている」と言われると、多くの方は精神的なストレスのせいだと考えがちです。

 

しかし実際には、先に骨格がゆがんでいて、自律神経のバランスを失っている・失いかけている状態であると思ってください。

そこに、精神的ストレスや環境的ストレス、その他の身体的ストレスの問題が絡み合って、より自律神経の乱れがひどくなってしまうのです。

また、それらのストレスは、骨格の乱れにもさらに拍車をかけます。

たとえば、精神的なストレスが加わったとき、人間は自然と「歯を食いしばる」という習性があります。歯を食いしばると、顔の前方に強い力がかかるので、頭部が前に出やすくなります。頭部は安定した位置にないと、重力を強く受けてしまいます。すると、頭部を支えている首や肩は、前に出た分を支えないといけなくなり、余計な負担がかかります。

 

頭部の重さは体重の8〜 10 %近くもあります。体重が 60 キロだとすれば6キロです。そこにさらに重力が加わるのです。 前に出ると3倍近くの重さになると言われており、なんと 18 キロもの重さになってしまいます。

首・肩、脊椎のトンネルは、この重さに耐えなければいけません。短時間ならそこまで問題はないでしょうが、長時間続くと、トンネルにも限界がきてしまいます。

トンネルが耐えられなくなったら、中を通っている脊髄のケーブルも圧迫されてしまいます。そして、脊髄を通っている自律神経は、余計に乱れてしまうわけです。

 

「気づかない乱れ」が一番怖い

自律神経が乱れているという自覚や、姿勢が悪い(骨格がゆがんでいる)という自覚がある方は、まだ大丈夫です。3章ではゆがみを治すために気軽にできる方法をたくさん紹介していますので、これから治していきましょう。実は、一番怖いのは、自分の乱れに気づいていないことなのです。

電車の中の風景を思い浮かべてみてください。一車両にいる人たちの何%が、スマートフォンを使用しているでしょうか?

おそらく、およそ 80 %以上の方が使用しているのではないかと思います。

そのときの姿勢を思い出してください。下を向いている状態の方がほとんどだと思います。

下を向けば向くほど、脊椎のトンネルは頭の重さに耐えないといけなくなります。

人間がスマートフォンでネットやゲームを楽しんでいるあいだ、首や肩は文句も言わずに耐えているのです。そして、慢性的にその状態なので、首や肩がこっているということにすら気がついていないことが多いのです。

「気づかないくらいならいいじゃん」と思われるかもしれませんが、気づかないということは、決してよい状態ではありません。

実際に、自律神経の乱れで当院を受診される方で、首や肩、背中を触ってみるとすごくこっていて、すぐにでも治療すべき状態であるにもかかわらず、そのことに気づいていないことも多くあります。

 

①こりや痛みがない→②こりや痛みを感じる→③実際にこっているのに感じないか、触っていることすら感じない  という段階を経ていきます。当院を受診される方々は②か③の方がほとんどです。

自律神経がひどく乱れている方は、③の状態がより強い傾向にあります。

 

現代人の9割は自律神経が乱れていることはすでに述べたとおりです。これはそのまま、現代人の9割は骨格がゆがんでいると言い換えてもよいです。パソコンやスマホの使用が日常的になった現代、ゆがみがまったくないほうが珍しいのです。

「自分は大丈夫」と思っている方も注意されてください。

また、「特になにもしていないのに、以前はひどかったこりを最近感じなくなった」という方や、マッサージなどに行って「すごくこっていますね」と驚かれるのに自覚がないような方は、特に要注意です。

 

↑までが本からの引用です。

 

不定愁訴=自律神経失調症という考え方をしていないことが、私の基本概念となっています。

続きはまた次回以降とさせて頂きます。

 

 



冷えとその対策について

2019年11月12日 18:40更新
ウェザーマップ


冷え対策に対して、ウェザーマップさんでお話をさせて頂きました。

 

11/10の週は、朝の冷え込みが強くなっていきます。

 

冷え性や、首肩こり、全身倦怠感など様々な症状が出やすくなりますので、対策をしっかりされて下さい。

 

 



11/11月曜~11/17日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

2019年11月10日 22:31更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


11/11月曜~11/17日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

 

2018/12/14金曜日に、「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」

クロスメディアパブリッシングから出版されました。

自律神経が不調で悩んでいる方や、パフォーマンスが上がらない方など、様々な状態へ対応できるような内容となっております。

 

 

関東での予測になります。

 

今週は、落ち着いた天候となりそうですが、寒暖差は大きいです。

気圧差で体調を崩されていた方から体調が回復してきた。

逆に、寒暖差や冷えでつらくなってきたと言われる方も増えてきています。

湿度も低くなっています。乾燥にも注意をして下さい。

 

 

11/11月曜は、曇り予想(降水確率40%)です。気圧は少し下がっています。

最低気温12℃、最高気温20℃。一日の寒暖差は8℃。

 

11/12火曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温12℃、最高気温22℃。一日の寒暖差は10℃。

 

11/13水曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温10℃、最高気温19℃。一日の寒暖差は9℃。

 

11/14木曜は、晴れ予想(降水確率30%)です。気圧は安定しています。

最低気温11℃、最高気温21℃。一日の寒暖差は10℃。

 

11/15金曜は、晴れ予想(降水確率0%)です。気圧は安定しています。

最低気温8、最高気温16℃。一日の寒暖差は8℃。

 

11/16土曜は、晴れ予想(降水確率0%)です。気圧は安定しています。

最低気温7、最高気温15℃。一日の寒暖差は8℃。

 

11/17日曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温7、最高気温18℃。一日の寒暖差は11℃。

 



11/4月曜~11/10日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

2019年11月3日 17:10更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


11/4月曜~11/10日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

 

2018/12/14金曜日に、「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」

クロスメディアパブリッシングから出版されました。

自律神経が不調で悩んでいる方や、パフォーマンスが上がらない方など、様々な状態へ対応できるような内容となっております。

 

 

11/4月曜は、8301230まで休日診療を行っております。予約は必要ありませんので時間内にお越しください。

 

 

関東での予測になります。

 

今週は、最低気温が10度前後になる時が増えてきそうです。寒暖差には注意が必要です。

雨の日はより寒さを感じますので、体を冷やさないようにしましょう。

 

 

11/4月曜は、曇り予想(降水確率40%)です。気圧は安定しています。

最低気温14℃、最高気温20℃。一日の寒暖差は6℃。

 

11/5火曜は、晴れ予想(降水確率0%)です。気圧は安定しています。

最低気温12℃、最高気温18℃。一日の寒暖差は6℃。

 

11/6水曜は、晴れ予想(降水確率0%)です。気圧は安定しています。

最低気温9℃、最高気温20℃。一日の寒暖差は11℃。

 

11/7木曜は、晴れ予想(降水確率20%)です。気圧は午後から下がりそうです。

最低気温10℃、最高気温19℃。一日の寒暖差は9℃。

 

11/8金曜は、雨予想(降水確率60%)です。気圧は下がっています。

最低気温11℃、最高気温18℃。一日の寒暖差は7℃。

 

11/9土曜は、雨予想(降水確率50%)です。気圧は下がっています。

最低気温10℃、最高気温16℃。一日の寒暖差は6℃。

 

11/20日曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温8℃、最高気温16℃。一日の寒暖差は8℃。

 



10/28月曜~11/3日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

2019年10月27日 18:24更新
気象病、寒暖差疲労の週間予想


10/28月曜~11/3日曜の気象病(気圧+寒暖差疲労、湿度)の予想です。

 

2018/12/14金曜日に、「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」

クロスメディアパブリッシングから出版されました。

自律神経が不調で悩んでいる方や、パフォーマンスが上がらない方など、様々な状態へ対応できるような内容となっております。

 

11/4月曜は、8301230まで休日診療を行っております。予約は必要ありませんので時間内にお越しください。

 

 

関東での予測になります。

 

今週は、先週と比べると落ち着いた天候となりそうです。

火曜日は気圧差が大きくなりそうです。

最低気温が低くなり、冷えを訴える方が多くなっております。

秋の寒暖差で体調不良になりやすくなっておりますので、注意されて下さい。

 

10/28月曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温15℃、最高気温21℃。一日の寒暖差は6℃。

 

10/29火曜は、曇り予想(降水確率40%)です。気圧は下がっていきます。

最低気温14℃、最高気温19℃。一日の寒暖差は5℃。

 

10/30水曜は、晴れ予想(降水確率20%)です。気圧は安定しています。

最低気温14℃、最高気温23℃。一日の寒暖差は9℃。

 

10/31木曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温14℃、最高気温22℃。一日の寒暖差は8℃。

 

11/1金曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温13℃、最高気温23℃。一日の寒暖差は10℃。

 

11/2土曜は、晴れ予想(降水確率10%)です。気圧は安定しています。

最低気温13℃、最高気温20℃。一日の寒暖差は7℃。

 

11/3日曜は、晴れ予想(降水確率20%)です。気圧は安定しています。

最低気温12℃、最高気温20℃。一日の寒暖差は8℃。

 



婦人公論に掲載されました

2019年10月26日 19:15更新
メディア掲載情報


10月23水曜発売の婦人公論11/12号の72.73Pに気象病で掲載されました。

 

10月は台風や低気圧などが多く、体調不良を訴える方も増えています。

体調管理に注意をされて下さい。

 

婦人公論



自律神経失調症について その1

2019年10月22日 23:31更新
専門外来コラム


久しぶりに専門外来についてのコラムを書かせて頂きます。

 

自律神経失調症についての話をしていこうと思います。

 

それ以外の項目についても、不定期になりそうですが、ブログに書いていけたらと考えています。

 

2018年12月14日に出版となった拙書「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」から抜粋と一部手を加えての内容となっていく予定です。本の順番どおりではありません。

 

当院では、「頭痛外来」、「肩こり・首こり外来」、「自律神経失調症外来」、「気象病・天気病外来」、「寒暖差疲労外来」という特殊外来を開設しております。

 

自律神経失調症外来を受診される方で、私の説明を聞いて??と思われる方は多いです。

その理由は、私の自律神経失調症に対しての捉え方が、一般的とは異なっているからです。

 

通常でいえば、自律神経失調症というと精神的なストレスがメインであるという認識が強くあります。

 

自律神経

→ややこしい、理解しにくい、面倒くさい。これは、一般の方、医療関係者でも同じ場合が多い。

→動悸、めまい、全身倦怠感+慢性疲労、息苦しさ・呼吸苦、喉のつまり・違和感、不眠・睡眠の乱れ、腹部の不調などの様々な症状の原因が説明できない(原因が診察や検査でも確定できない)→これらの症状が1つではなく、複数ある。

→不定愁訴と診断される=自律神経失調症 という保険病名で説明が出来てしまう。

→悩んでいる方もそれで説明ができてしますので、納得してしまう。

→ストレス社会だから、精神的なストレスがメインだよね。

これが落としどころとなっていると考えています。

 

このような事が多々見られています。何故そう思うのかと、患者さんに話を聞くと、

①インターネットの情報で自律神経失調症に一致する

②医療機関で自律神経失調症と診断された

③家族や知人に自律神経失調症じゃないのか

と言われた。と話される方が多いです。

 

私自身の臨床経験では、精神的なストレス→自律神経失調症では、患者さんに納得のいく説明は出来ません。

 

46P51Pからの引用です。

 

自律神経が乱れる原因は「精神的ストレス」だけではない

さて、「自律神経を整えよう」と思ったら、どのようにすればよいのでしょうか?

それを知るために、まず、「自律神経にはどんなことが影響するのか」ということを確認していきましょう。

自律神経に影響を与える主な要因は、ストレスです。

 

一般に、ストレスというと、「精神的な負荷」を意味すると認識されています。

しかし、1章でも述べたとおり、ストレスといっても精神的なものだけではありません。「身体的なストレス」、「環境的なストレス」も立派なストレスです。

医学・心理学においては、心と体にかかる外部からの刺激を「ストレッサー」と呼びます。そして、ストレッサーに適応しようとした結果、心身に生じるさまざまな反応を「ストレス反応」と呼びます。

 

ストレッサーには、次の4つがあります。

・物理的ストレッサー(暑さ・寒さ、騒音、混雑、悪臭など)

・化学的ストレッサー(酸素の欠乏・過剰、公害物質、薬物など)

・生物的ストレッサー(炎症、細菌・ウイルスの感染、睡眠不足など)

・心理・社会的ストレッサー(人間関係や社会生活上の問題など)

 

「ストレス」と聞くと、 「心理・社会的ストレッサー 」が真っ先に思い浮かぶ方が多いと思います。

しかし、実際には、暑さ・寒さなどの環境的要因によるストレスや、ウイルス感染や睡眠不足などの肉体的要因も含まれるわけです。

法律で定められている「ストレスチェック制度」からも、そのことがわかります。

 

これは、定期的に労働者のストレス状況について検査を行い、本人に結果を通知して自らのストレス状況に気づきを促し、個人のメンタル不調のリスクを軽減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげることを主な目的としています。労働者が 50 名以上いる事業所において義務付けられているため、毎年受けている方も多いでしょう。

ストレスチェックというと、精神的な要因を連想されると思います。しかし、身体的な要因や、環境的な要因に当てはまるものも多いのです。

厚生労働省が提供するチェック項目「職業性ストレス簡易調査票」から、当てはまるものをいくつか抜粋します。

 

STEP1仕事について】

→「そうだ、まあそうだ、ややちがう、ちがう」のいずれかで回答します。

・非常にたくさんの仕事をしなければならない

・時間内に仕事が処理しきれない

・一生懸命働かなければならない

・かなり注意を集中する必要がある

・からだを大変よく使う仕事だ

・私の職場の作業環境(騒音、照明、湿度、換気など)はよくない

など

 

STEP2 最近1ヶ月の状態について】「ほとんどなかった、ときどきあった、しばしばあった、ほとんどいつもあった」

のいずれかで回答します。

・ひどく疲れた

・へとへとだ

・だるい

・めまいがする

・体のふしぶしが痛む

・頭が重かったり頭痛がする

・首筋や肩がこる

・腰が痛い

・目が疲れる

・動悸や息切れがする

・胃腸の具合が悪い

・食欲がない

・便秘や下痢をする

・よく眠れない

など

 

抜粋したのは、身体的要因や環境的要因と考えてよい部分です(もちろん、精神的ストレスを受けた結果身体に影響が出てきているという部分もあります)。

 

57 あるチェック項目のうち、 20 程度となります。全体の3分の1程度ですね。

このことからもうかがえるとおり、もっと物理的・化学的・生物的ストレッサー、つまり身体的なストレス・環境的なストレスの影響について考えるべきではないでしょうか。

精神的なストレスで自律神経が乱れることはよくあります。一方で、身体的・環 境的なストレスで自律神経が乱れることもよくあります。

しかし、「自律神経の乱れ」というと、「精神的ストレスのせい」という解釈に行き着いてしまうことが多いのが現状です。これでは、残念ながらよい結果に結びつく可能性は低いでしょう。

心・体・環境、トータルで考えてみてください。

 

 

続きは次回以降で。

 

 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Blogメニュー


▶Blogトップ

アーカイブ