暖房について
2017年11月1日 10:19更新
専門外来コラム
台風が過ぎ去って、秋らしい天気になってきました。
気温がぐっと下がって、朝晩の冷えが強くなっています。日中の寒暖差も強くなっています。
お店などに入ると、暖房が入り始めている所が多くなってきました。
暖房でも、エアコンを使用していることが多いです。
当院では、冷房病・エアコン病外来があります。エアコン病は、自律神経が乱れることと、冷えることが原因で起きます。
暖房は、温風で体を暖めます。人間の体の構造上、熱は四肢からは逃げやすく、体幹や頭部は熱が残りやすくなっています。
さらに過剰な熱は、熱の構造上、下に行くのでは無く、上に上がっていきます。そうすると、特に頭部に熱が集まります。
そうすると、頭痛、のぼせ、ふらふらする、顔から汗が出るなどの症状が出てしまいます。さらに、自律神経の中枢は頭部にありますので、自律神経が乱れてしまい、様々な症状が出てしまいます。
頭を冷やしめにしておいた方が良いです。
頭寒足熱(ずかんそくねつ)という言葉が、ぴったりです。
暖房が効いているところに、入った時には、上着を脱ぐなどの対策で、熱がこもらないようにするのが良いです。
暖房のエアーが直接体に当るのが一番辛くなりやすいので、それは立つ位置とかエアコンの風量とかで調整をしてもらうのが良いかと思います。
寒暖差疲労も出やすくなりますので、ご注意をされて下さい。
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