寒暖差疲労、冷え性の対策に対して
2017年10月16日 08:06更新
専門外来コラム
この時期に、こんなに冷え込むと急に体調が悪くなりますのでご注意を。
前回のブログで書きました寒暖差疲労についての、対策についてです。
10/13金曜日のNHKニュースウォッチ9さんで少しお話させて頂きました。
寒暖差疲労は、エネルギー消費が強くて、続くと冷え症状がでます。
冷え症は、四肢→腹部→体全体と3段階に分かれています。
細かい説明:
- 手足の冷え(末梢血管が収縮して冷えを感じます):症状としては手足の冷えが多くなっています。
- 内臓の冷え:下半身の冷えが、骨盤からまできます。症状としては、胃腸系、泌尿器系、婦人科系などの症状がでてきます。
- 体全体の冷え:ここまで来ると、全身倦怠感、めまい、ふらつき、頭痛、不眠、イライラ、不安などより様々な症状がでてきます。
寒暖差疲労、冷え性対策:
①体を外から暖める:
・ぬるめの38-40℃位のお湯に、肩までしっかりとつかる。時間は10分程度。
・暖めるポイント、手首、足首、首、両側肩甲骨の中心の4つが、よりポイントの場所です。
・両側肩甲骨の間に、洋服の上から張るタイプのカイロを使うのも一つです。低温火傷には注意が必要です。
・寝具をしっかりと使う。その際に、重要なのは、首を冷やさないようにすることです。
・服を厚めにする、一枚羽織る。特に首肩周りは、冷えやすいので、スカーフやマフラーを使用すると良い。
②体を中から暖める:
・体を冷やす食材を取り過ぎない。野菜では、夏野菜は体の冷やす性質を持つ物が多い胃。
・しっかりと噛む、ゆっくり食べる。一口入れて、咀嚼は20回位で。
・冷たい飲物は避ける。暖かい飲物をこまめに取る。
③体を軽く動かす:
激しい運動は必要ありません。筋肉疲労が強く残るのは避けた方が良いです。
・軽い筋力トレーニング、スクワット
・階段を使う。一駅分歩く。ウォーキング20分程度
・全身のストレッチ
④睡眠をしっかりと取る:
⑤呼吸方法:副交感神経優位にするためです。
・ゆっくりと深い呼吸を行う。胸式呼吸でも、腹式呼吸でも出来る方法で。
・3秒で吸って、3秒止める、6秒で吐いて、3秒止める。×4セット。
参考にされて下さい。
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